課題 1.8 2011年プログラム甲子園 予算 3番
<問題>
- 金利は銀行に預けているお金に付き、その計算方法や利率は銀行によって様々です。
- 利息と元金を合わせたものを元利と呼びますが、元利の計算方法として、利息を元金に組み入れずに計算する「単利」と、利息を元金に組み入れて計算する「複利」というものがあり、より多くの元利を得るためにはこの差異を理解していなければなりません。

- できれば、わずかな金利でもより多くお金を増やしたいと思うものです。相沢さんの家庭では、今まで預けていた銀行は金利が低い事に気づき、新しい銀行に乗り換えようとしています。しかし、相沢さん一家は金利のことについてあまり詳しく知らなかったので、金利に詳しいあなたに助けを求めてきました。
- 比較すべき銀行の数は多いうえ、相沢さん一家以外にも助けを求められそうです。作業を効率化するためにより良い銀行を計算するプログラムを作成しておきましょう。銀行の数
n、お金を預ける年数 y、各銀行の情報 (銀行番号 b、金利の種類 t、年利率 r パーセント)を入力とし、最も元利が高くなる銀行番号を出力するプログラムを作成してください。ただし
n、b はそれぞれ1 以上50 以下の整数、y は1 以上 30以下の整数、r は1以上 100以下の整数とします。また、金利の種類 tは、単利の場合は1、複利の場合は2で与えられます。また、最も元利が高くなる銀行は一つだけです。
<入力>
- 1つのデータセットが入力として与えられます。入力の終わりはゼロひとつで示されます。各データセットは以下の通りです。
1 行目 n (整数)
2 行目 y (整数)
3 行目 第 1の銀行の情報 b r t (すべて整数 ; 半角空白区切り)
4 行目 第 2の銀行の情報
:
n+2 行目 第 n の銀行の情報
<出力>
- 入力データセットごとに、最も元利が高くなる銀行番号を改行とともに書き出します。
<入出力例>
入力例1
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入力例2
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2
8
1 5 2
2 6 1
|
2
9
1 5 2
2 6 1
|
出力例1
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出力例2
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2
|
1
|
- ヒント: たとえば元金を1円として、y年後の元利(元金と利子)を計算しよう。