<< テキストを置換する >>

 Emacs には、3つの置換方式があります。

1.単純置換 ( Simple Replace )

 探し出したテキストを単純に置換する、いわゆる普通の置換です。

2.問い合わせ置換 ( Query Replace )

 検索テキストを発見するたびに置換するかどうかを問い合わせてくれる親切な置換方式です。

 

1.単純置換

 単純置換は、文字どおり単純に文字列を置き換えていきます。カーソル以下のすべての検索文字列を置き換えてしまうもので、いわゆる一括置換です。

 ESC x の後 replace-string

1.ESC x からミニバッファにコマンドを入力する。

2.続けて、違う言葉に置き換えたい文字列を入力すると、( この場合は  EMACS を vi に置換します ) ミニバッファには次のように表示されます。

3.続けて、新たに置き換える文字列を入力します。

4.リターンキーを押した時点で検索と置換が始まります。

実行結果の表示

 

2.問い合わせ置換

 問い合わせ置換は、置き換える文字列を1つ発見するたびに置換するかどうかを確認してきます。単純置換に比べて時間がかかりますが、正確に置換が出来ます。

 ESC

ESC % のあと、単純置換の2,3,4と同様の操作をします。

すると、上のように検索した最初の文字列からどうするかを聞いてくるので、次のコマンドで一つ一つ処理していきます。

 SPACE or y : 置換を実行して、次の文字列へ行く。

 DEL or n   : 置換を実行せずに、次の文字列へ行く。

  : 置換を実行して、終了する.

  : 置換を実行するが、カーソルはそのまま。

 !  : 残りの文字列を一括置換する。

  : 一つ前の文字列に戻る。

 ESC : 置換を終了する。