<<カーソルを移動する>>

 画面の中で、特定の場所に移動するための方法を覚えましょう。

 

一文字ずつ移動する

   

これらはそれぞれ

C-p    Previous  = 前

C-n     Next     = 次

C-b    Backward  = 後

C-f    Forward   = 先

というふうに、それぞれの頭文字に対応しているので覚えやすいでしょう。

 C-p

前の行に移動。

 

 

 

 C-n

次の行に移動。

 

 

 

 C-b

一文字後に戻る。

 

 

 

 C-f

一文字先に進む。

 

 

 

画面の先頭や末尾を越えてカーソルを移動させようとすると、その方向にあるテキストが移動してきて、カーソルは常に画面内にあるようにされます。

 

 一文字単位の移動ではまどろっこしいと思うなら、単語単位で移動することもできます。

 

単語単位で移動する

 

 ESC f 

一単語分先に進む。 

 

 

 

 ESC b

一単語分前に戻る。

 

 

<<注意>>

日本語については、切れ目がないので単語を認識することはできませんが、適当な文節を単語の切れ目としています。

 

行の最初、最後へ移動する

 

 C-a

行の先頭に移動する。 

 

 

 

 C-e

行の末尾に移動する。

 

 

<<注意>>

C-aや、C-eは2回以上繰り返しても、カーソルはそれ以上移動しません。

 

 

ファイルの端へ移動する

 ESC <

ファイルの最初に移動する。

 

 

 

 ESC >

ファイルの最後に移動する。

 

 

ファイル内を大まかに移動するときは、ESC <や、ESC >C-vESC vを組み合わせて使うと便利です。

 

任意の行へカーソルを移動する

 プログラムのコンパイルをしていて、エラーが生じたりすると、エラーの箇所が行番号で示されることがあります。そのようなときには、ESC x goto-line を使えば、一発でその行までいくことが出来ます。

 

 ESC x の後に goto-line とタイプすると、ミニバッファに Goto line : と表示されるので、そこで行番号を入力し、Return キーを押します。 

 

 

 

 

<< 重要 >>

Emacs のコマンドには "繰り返しの回数を指定する引数" をあたえることができます。 コマンドを入力する前に、C-u に続いて繰り返す回数を入力します。

例えば8文字分先に進みたければ、C-u 8 C-f と入力すればよいのです。

C-vESC v については、指定された数の行だけ画面を移動することになります。