2025年度の講義
- シラバス、成績表について 各種パンフより抜粋
春 (2025)
- 木1 木5 アルゴリズムとデータ構造2 (課題の〆切は、月曜日 18:00)
- 木 1 :情報工学科 2年
- 木 5 :メディア工学科 2年、情報工学科3年
(別の必修科目がぶつかってしまうなどあれば、MaNaBoで相談してください)
- 木3 コンピュータのアーキテクチャと構成 : 情報工学科 1年
- 月4-5 情報工学実験1 (月 4-5, 9回目-11回目) : 情報工学科 2年
- 木2 大学院 知識情報処理論セミナー
秋 (2024)
- 水3 メディア工学科1年、情報工学科 アルゴリズムとデータ構造1 (課題の〆切は、日曜日18:00) (1731, 1732 教室 ノートPC持参のこと)
- 金3 情報工学科1年 アルゴリズムとデータ構造1 (課題の〆切は、火曜日18:00) (1731, 1732 教室 ノートPC持参のこと)
- 金1 情報工学科、情報メディア工学科 2年 技術者倫理 (土屋担当分 13回目-15回目)
- 月3-4 システム製作 B
- 月2 大学院 知識情報処理基礎2
大学院 (2025)
- 小さい本を基に、関係分野を脱線しながら、紹介
- 春の候補
- 下は、2024年度秋の候補で、記憶の深層 (2024) と 学力喪失 (2024) をとりあげました。
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- 記憶の深層 (2024) 新書
- 認知心理学からの解説
- 学力喪失 (2024) 新書 今井むつみ先生
- 広島県の数学教育についての話題かな(これからの発刊なので、それから)
- 今井先生の発刊が続いています。本屋で確認してください。
- Nudge 実践 行動経済学 完全版 (2022) (少々、大きめ。読めるところまで)
- 人間の意思決定の特徴を議論する「行動経済学」の紹介と社会的な利用法(政治学)。Normanのインターフェイス論とあわせて、広く人工物とユーザに関するデザインとして、読んでみます。
- 行動経済学の使い方 (2019) 新書
- コロナ時の政府メッセージのデザインの話題あり
- コロナ時の政府メッセージのデザインの話題あり
- 心を知るための人工知能 :認知科学としての記号創発ロボティックス (専門用語が多い)
- 自然言語理論(語彙と文法知識)を基に、(トップダウンな情報を利用して)「記号」を学習していくというアプローチではなくて、動き回るロボットが得るマルチモーダル情報を適応的に統合することからボトムアップに記号を創り出す過程を議論。
- 問題解決プログラムのための表象(内部計算用の記号)ではなくて、コミュニケーションや外界の表象にあたる記号を議論している。
- 特定の知的問題解決の仕組みを議論するのではなくて、汎用AIを議論
- 英語独習法 (2021) 新書 左は英語が中心になるので、学びとは何か (2016) のほうがより一般的でよいかも。
- どういう知識を学ぶ必要があるのか、それを意識して、どう学べばよいかを論じています。キーワードは言語を通して世界と捉える知識(スキーマ)。
- 赤ちゃんの不思議 (2008)
- 認知科学の視点から、赤ちゃんの認知や発達について論じています。ここで扱われる知能は、将棋や高等数学のように「失敗することが当たり前。どううまくなるか」というものではなくて、「成功が当たり前、失敗するようになったら生活に関わる」ような、生きていくための基本となる知能。その基本知能とはどういうものなのか。また、誰でもどんな環境でも、この基本知能の獲得に成功するのはなぜなのか
(どういう仕組みなのか)。この本を通して考えます。以下、基本的な実験を紹介した本(やわらかい本と、教科書)
- 日曜ピアジェ (2006), ベーシック発達心理学 (2018)
- 日曜ピアジェ (2006), ベーシック発達心理学 (2018)
- 認知科学の視点から、赤ちゃんの認知や発達について論じています。ここで扱われる知能は、将棋や高等数学のように「失敗することが当たり前。どううまくなるか」というものではなくて、「成功が当たり前、失敗するようになったら生活に関わる」ような、生きていくための基本となる知能。その基本知能とはどういうものなのか。また、誰でもどんな環境でも、この基本知能の獲得に成功するのはなぜなのか
(どういう仕組みなのか)。この本を通して考えます。以下、基本的な実験を紹介した本(やわらかい本と、教科書)
- 記憶の深層 (2024) 新書
- このほか2022,2023年発刊の厚めの本
- 脳の大統一理論 自由エネルギー原理とはなにか (小さいけど、密度がある)
- 人はどこまで合理的か
- 現れる存在:脳と身体と世界の再統合
- 脳は世界をどう見ているのか 知能の謎を得く 「1000の脳」理論
2024年度
- 春
-
- より良い世界のためのデザイン (2023)
- メディア工学科 上芝ゼミで (宮田先生、鈴木先生が共同参加でした)
- 今年度のデザイン学会、認知科学会で特別イベントが企画されています。
- より良い世界のためのデザイン (2023)
2023年度
- 秋
- 言語の本質 (2023)
- オノマトペから、ヒトの子どもの語彙獲得プロセスを議論。前半はオノマトペによる「言語学」入門。次第に、語彙獲得の分析、動物やAIとの比較といった議論へ進む。身体性、記号接地問題、アブダクションといった認知科学の重要語が登場する。
- 言語の本質 (2023)
- 春
- 私たちはどう学んでいるのか: 創発から見る認知の変化 (2022)
- 成績をあげる学習(「学校のお勉強」)の方法論ではなくて、そもそもヒトの学習 (過程) とはどういう特徴を持つものかを、認知科学の観点から論じています。キーワードは創発。学習過程の揺らぎ や インタラクション (社会との関わりや、身体を使った世界への働きかけ)に注目して、話題提供されています
- 私たちはどう学んでいるのか: 創発から見る認知の変化 (2022)
2022年度
- 秋
- 選択と誘導の認知科学 (2019) 認知科学のススメシリーズ
- 認知科学会大会で、このシリーズの人気本と聞きました。抜群に読みやすい。
- 選択と誘導の認知科学 (2019) 認知科学のススメシリーズ
- 春
- 感情 (2005) Oxfordの小さな入門用教科書。 Emotion : Very short introduction (2019) の初版 (2001)の訳。訳者が専門家なので、訳がとてもよい。進化心理学の立場から、感情の適応的な側面を論じている。
2021年度
- 秋
- なぜ直感のほうが上手くいくのか (2010) (Gut feelings : the intelligence of the unconscious (2007) の訳) 物事を決める、選ぶ、問題を解く場合のヒューリスティックスの紹介、具体例と評価。ヒューリスティックスという用語をもう一度整理している。
- 春
- 認知バイアス (2020) 意思決定や確率推論のバイアスだけではなく、もっと広く認知のバイアスを扱う。バイアスを分類するのではなくて、バイアスがみられるのはなぜかについて論じている。
2020年度
- 秋
- 人工知能のための哲学塾 (2016) 議論されている話題をネタに、関連の話題を提供しながら読み進めました。
- 春
- 13歳からのアート思考 (2020) など。 認知科学からの話題を紹介しながら、議論しました。
2019年度
- 秋 月2 大学院 知識情報処理基礎2
- インタラクションの認知科学 (2018) 参考書に 心と脳 (2011), 教養としての認知科学 (2016)
2018年度
- 秋 月2 大学院 知識情報処理基礎2
- 実践 行動経済学 (2009) (Nudge (2012) の訳)と 誰のためのデザイン 改訂版 (2013) ( the design of everyday things : revised edition (2013) の訳)
- 春 月2 大学院 知識情報処理論セミナー (学外からは資料にアクセスできません)
- ファストアンドスロー (2014) (thinking, fast and slow (2012) の訳) 資料ページ と 教養としての認知科学 (2016)
2017年度
- 秋 月2 大学院 知識情報処理基礎2
- アージ理論 (戸田 (2007) ほか)