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台湾TAIWAN 


新北市三重区二二八紀念碑

 写真   
 概要 建立年月日:2002年11月28日
  建立者:財団法人二二八事件紀年基金会
   規模:銅板 高さ70.5cm・横143cm

2013年1月11日調査
 碑面 (台座正面)二二八紀念碑碑文
一九四五年日本戰敗投降,消息傳來,萬民歡騰,
慶幸脫離不公不義之殖民統治,詎料台灣省行
政長官陳儀,肩負接收治台重任,却不諳民情,
施政偏頗,岐視台民,加以官紀敗壞,產銷失調
,物價飛漲,失業嚴重,民情不滿情緒瀕於沸點
・一九四七年二月二十七日,專賣局人員於台北
市延 平北路査緝私菸,打傷女販,誤殺路人,激
起民憤。次日台北群眾遊行示威,前往長官公署
請求懲兇,不意竟遭槍撃,死傷數人,由是點燃
全面抗爭怒火。為解決爭端與消除積怨,各地士
紳組成事件處理委員會,居中協調,並提出政治
改革要求。不料陳儀顢頇剛愎,一面協商,一面
以士紳為 奸匪叛徒,逕向南京請兵,国民政府主
席蔣中正聞報,即派兵來台,三月八日二十一師
在師長劉雨卿指揮下登陸基隆。十日,全台戒嚴
,警備總司令部參謀長柯遠芬,基隆要塞司令史
宏熹,高雄要塞司令彭孟緝及憲兵團長 張慕陶等
人,在鎮壓清鄉時,株連無辜,數月之間,死傷
,失蹤者數以萬計,其中以基隆,台北,嘉義,
高雄最為慘重,世稱二二八事件。斯後近半世紀
,台灣長期戒嚴,朝野噤若寒蟬,莫敢觸及此一
禁忌。然冤屈鬱積,終須宣洩,省籍猜忌與統獨
爭議,尤屬隱憂。一九八七年解嚴後,各界深感
沉疴不治,安和難期,乃有二二八事件之調査研
究,國家元首之致歉,受難者與其家屬之補償,
以及紀念碑之建立。療癒社會巨創,有賴全民共
盡心力。勒石鐫文,旨在告慰亡者在天之靈,平
撫受難者及其家屬悲憤之情,並警示國人,引為
殷鑑。自今而後,無分你我,凝為一體,互助以
愛,相待以誠,化仇恨於無形,肇和平於永恆。
天佑寶島,萬古長青。

      財團法人二二八事件紀念基金會
                   謹立

    中華民國九十一年十一月二十八日



 (台座正面)
     二二八紀念碑碑文
1945年、日本の敗戦、投降の報が伝来すると、万民は、歓喜に湧き、不公義な植民地統
治からの脱却を慶賀した。だが、台湾の接収と治政の重任を担った台湾省行政長官陳儀は、
民情を解せず、その施政は偏頗で台湾人民を差別した。さらに官紀は腐敗し、経済不況、
物価高騰、失業もまた深刻であり、民衆の不満は沸点に達した。1947年2月27日、専売
局職員が台北市延平北路で闇煙草の取締を行い、女販売人を負傷させ、さらに道行く人を
誤って射殺した。民衆は激怒し、翌日台北の群衆はデモを行い、行政長官公署に赴き、犯
人の処罰を要求したが、不意に一斉掃射に遭い、多数の死傷者を出した。これが台湾全土
への抗争拡大の導火線となった。この争いを解決し、積怨を晴らすために、各地の士紳は、
事件処理委員会を組織し、中に立って両者の協調と政治改革を訴えた。陳儀は、それに協
力するとみせかけて、士紳を「奸匪叛徒」(叛乱分子)とみなし、南京に派兵を請うた。
国民政府主席蒋中正は、報に接するとすぐに台湾への派兵を決定し、3 月8日、第二十一
師団が劉雨卿師団長の指揮のもとで基隆に上陸した。10日、台湾全土に戒厳令が布かれ、
警備総司令部参謀長柯遠芬、基隆要塞司令史熹、高雄要塞司令彭孟緝、および憲兵団長張
慕陶らが清郷(地方や農村の反政府的人士)を鎮圧した際、無辜の人達も連座し、数ヶ月
の間に死傷、失踪者は数万人にのぼった。そのなかでも基隆、台北、嘉義、高雄がとりわ
け惨状を呈した。世に言う二二八事件は、その後半世紀近くの長期にわたる戒厳令下にお
いて、口をつぐんで語られることなく、一つの禁忌となった。だが、積もりに積もった冤
罪の鬱憤は、省籍矛盾や統独問題として立ち現れた。1987年戒厳令解除後、各界は、安
定的な平和を強く望み、二二八事件の調査研究を進めた。そして国家元首の謝罪を経て受
難者とその遺族への補償が進展し、紀念碑の建立も行われた。社会の大きな傷を癒すには
全人民の協力と努力に頼る必要がある。ここに事件で亡くなった人々を慰霊し、受難者と
その遺族の悲憤を慰め、国民に歴史の教訓として紀念碑を建立する。自今、われらは一体
となり、互いに愛をもって助け合い、誠実をもって接し、深い憎しみと恨みを無形と化し、
永遠の平和を祈念する。天祐の宝島が永久に栄えんことを。
    財団法人二二八事件紀念基金会
                  謹立
中華民国91(2002)年11月28日
所在地 新北市三重区忠孝路二段 二二八和平紀念公園内
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