メリトポリ（一時的に占領されたザポロージエ州の領土）からの一時的移住民で、夫とともにリヴィウに夫の仕事のために移住してきました。

1）  個人間の関係について。私たちの町、メリトポリでは2月24日以降、人々は互いに大いに助け合うようになりました。たしかに当初は略奪行為の事件もありましたが、10ヶ月が経った今でも多くの人々が互いに助け合おうと努力しています（お金を下ろしたり、現金化したり、年金の受け取りをしたり、その他の問題で）。そして私が4月にリヴィウにやってきた時、とても面白かったのは、私たちがどこの出身かということを聞いて私たちにはアパートを貸してもらえなかったこと、ロシア語で話しているとさらに先へと行かされたことです。ですが、私たちを助けてくれるようなとてもいい人たちもいました、少数ではありましたが。移住者に対する態度は今日でも恐ろしいもので、アパートの賃貸（アパートの値段とアパートの状態とは相互に全く関連していないのですが）から銀行や店の人々に至るまで、特に戦争が始まって最初の数ヶ月の間は、その馬鹿げた行為には驚かされましたし（ロシア語を喋ればみんなモスクワ野郎）、もしあなたが範囲の狭い専門家でもなければ仕事を得るのはとても困難で、問題は国語の知識不足というよりも原則的に「おまえがモスクワ野郎で、私たちはおまえを尊重しない」ということであり、あなたの労賃も過小評価されるのです。他方、同じくらい良い人々もいて、支援してくれたり、（仲介者として）アパートを借りるのを手伝ってくれたり、アパートのオーナーにもいい人はいました。悲しませられるのは、人々が馬鹿で考えることをしたがらず、チャプリーガが言うように、薔薇色の眼鏡をかけた薔薇色のポニーのように（なんでも望ましい方に見え、望ましいようになることを信じている人––––訳注）、今戦争が行われている領土からやってきた私たちはみんな彼ら（西部地域のもの）にとってはモスクワ野郎だ、ということです。一方喜ばしいことは、しっかりとした良い人々はなおいっそう目立っている、ということです。

2）  日常生活における問題は大量にあり、アパートはテーブルも椅子もソファも何もない。全てが値段が高く、ご存じのように、生活状態を整えようとしても高価ですし、とりわけあなたが二つのカバンに物を詰め込んで最大2、3か月の予定でやってきたのだとすれば、なおさらそう感じられるでしょう。フォークから枕まですべて買わなければなりません。人道支援拠点では、必ずしも全ての人に全ての物が行き渡るわけではありません。そしてまた、現地のアパートオーナーはみんな、あなたが裸同然、裸足同然でやってきたということを知っても、アパートには何もないということなどどうでもいいような連中なんですから。

3）  国家の役割は最小限のものでしかありません。溺れる者の救助は、自ら溺れているものの手腕の問題なんです。

4）  はい、助けます。誰がどこでどのように人道的援助を行なっているか、ということはいつでも情報共有しています。私も、人道的援助を行なってくれるセンターへ手伝いに行っています。