こんにちは、ニーナ！このハイブリッド戦争中にいくつかの質問に答えてみます。

私はウクライナのクリヴィーイ・リーフに38年間住んでいて、避難はしませんでした。

1．  人々は、この思わぬもつれから始まった戦争初日から、二つのグループに分かれ、80％の人がロシアの親戚に対し “攻撃” について非難し、彼らと縁を切りました。町では大半の人々がロシア語を母語としていましたが、彼らは迫害されました。今ではそのような圧力は少なくなっていますが、消えてはいませんので、団結についてはなんとも言えません。事態への見方の違いのせいで友達と別れました。ロシアにいる親戚とは今でも友好な関係を保っています。というのも、この戦争がいったいどんなものか、よくわかりましたから。ある一定の取り決めやスラブ民族を全滅させようとする行為は、暴露されてしまいましたよ！人々が洗脳されてしまい批判的な考えを持たないでいることにがっかりしています。そのせいで狂気のような憎しみ、恨み、殺人や拷問に対する喜びが生まれています。私はこのようなことをどうしても理解できず、世界における平和を願っています。この一年間において、喜ぶ理由はありませんでした。

2．  日常生活上の諸問題は、残念なことに、一人一人が自力で解決しようとしています（実は、停電が始まった時に、戦場にいる男性が私に、彼の奥さんのところに息子を連れていき、宿題をすればいい、と書いてくれました。その家族のところは停電がありませんでした。優しい人は少ないですが、それでもいることは気持ちいいですよね）。私は他の人々よりも断水が少ないので、必要としているすべての人々に水を提供しています。もちろん、最初はアパートの室内が水の入ったペットボトルだらけで大変でした。汚い話で申し訳ないのですが、下水が動かない際には大きなゴミ袋を便座につけて用を済ませ、町郊外で埋めるようになりました。気持ちいいとは言えませんが（笑笑）。暖房についてはまだ全く思いつきませんが、せめてガスがあるのなら、それを燃やして体を温めます。車のバッテリーを見つけ、アパート中に配線をし、暗いですがちょっとした光があります。2年生の子供と家庭教師のために役立ってます。オンライン学習は無理なんです、というのも私たちの停電と先生の停電のタイムスケジュールが合いませんので。学習指導要領の要求は戦前のままで変化がありません。全国的に停電状態にあるのに、私たちの電力がEU諸国に売られています…。

3．  “国家”の役割がどうしても私には見えなくて、逆に、今、私は私たちの体制がやはりナチズム的だと確信を持っています。警察は無法者の王様になりました。偽物の外出禁止期間が始まって30分後、夫、女友達と子供と一緒にマンションのそばにいた私は手錠をかけられ、警察署に連れて行かれました。彼らは、警察に対し執拗に抵抗したと言い、乱暴狼藉を働いたとまで言われました。でも、私は幸いにも法律を知っているので、裁判で勝ちました。警察官が権限を越えたと訴えましたが、その点については負けました。びっくりもしませんよ！国家が大手スーパーチェーン店を通じて支援物資をすばらしく売り、苦情があっても無視しています‼️年金生活者である私の両親に食料品セットを配っただけです（小麦粉1キロ、砂糖1キロ、缶詰肉を2本、コンデンスミルク1本）…。軍服は普通の人々が自分で買い、その食事はボランティアのおかげ…。国家なんて、どこでも、何もしていません‼️すべてを破壊し、失業と飢餓を人工的に誘発し、国から国民を追い出そうとしているだけです。

4．  支援しているような余裕はありませんし、お金を寄付したとしても–––必ず着服され、本来の目的には到達しません。できるのは、周囲の人のペットボトルに水を入れたり、パンを持って行ったりするようなことです。

　以上、この状況についての私の考えを伝えようとしました。全く出口がありませんが、落ち込んではいません。多くの人々が、バラ色のメガネ（何でもかんでも望ましい風に捉えること––訳注）を外し、実際の出来事を見分けられるように期待しています。「国家」も含めありとあらゆる方法で、私たちが全滅させられなかったとすれば、自分たちの歴史を書き上げることもできるでしょう（笑）。お役に立てたら、嬉しいです！