こんにちは、ニーナ！ミハイルの呼びかけに応じます（笑）。

私は＿＿＿と言います、35歳です。ハリコフ市の町郊外に住んでいます（村はハリコフ市に隣接しています）。

1）戦争時の人間関係（悲しいことと喜ばしいこと）

親戚や友達が私と一緒に残って、以前と同様に話し合ったり、親交を持ったり、お互いに助け合ったりすることは嬉しいです。人々はより思いやりを持つようになり、お互いに手伝おうとしていることは喜ばしいことです。人々は拒否されることを恐れずに助けを求めるようになり、より率直になりました。

　ここで一つ気づいたことがあります。戦争が始まる前には、現代人が他人を実際に手伝うことができ、その自分の手助けを目にすることのできる状況というものが少なかったのです。家族や友達は別です、そこでは助け合いが普通のことです。なぜそうなったでしょうか？ほとんどの人は質素な生活をして、贅沢に暮らしているわけではありません。ですから彼らは、誰かを支援し誰かの深刻な問題を解決できるほど、十分な金額を割り当てることなどできない、と理解しています。それで自分は弱いと思っているのですよ。もちろん、前にも子供たちの手術のために寄付しましたし、信頼できる人にお金を送っていましたし、知り合いが大変な時にできるだけ助けようとしました。ですが、心の閉鎖性という問題は実際に存在しています。些細な手助け（道を尋ねるとか、お店はどこにあるか訊くとか）を頼む時、通りかかる人の目が光って、すぐに応じようとすることから、上記のことがわかります。私もそうです。たくさんの人が孤立しています。人生における孤立もあれば、家族内における孤立もあるでしょう。他人を助ける時、自分自身をも助けているのです、そのことは体でも、心でも感じられます。さらにいうと、戦争を含め詐欺行為がこんなにも多くなかったならば、ネットで呼びかけられた募金に対し、もっと多くの人々が応じることだと思います。

4）あなた自身は周りの人を手伝ったり手助けしたりするかどうか？
　（手伝うなら、どういうふうに。手伝わないなら、なぜ）
　戦争の初期から手伝っています。ハリコフでも、私たちの村でも最初の1か月間、薬局は閉まっていたことが多く、医薬品は隣の州から届けられていました。募金活動にお金を送ります。最初はより大きい金額を送っていましたが、今は少なくなりました。市民のための食料品を買うための募金、軍人のための車や軍服を買う募金、住まいが燃やされた人への募金に寄付しました。これまでも大変でしたが、今ははるかに厳しい生活を送っている知り合いの家族に、必要なものを袋いっぱいに買いました。

　それとは別に夏以降、ミハイルの呼びかける募金に参加しています。なぜなら、私のお金が盗まれたりせず、必要な不可欠な物資を買うのに役に立っている、と確信しているからです。ミハイルはこの間、何かの問題について調べていると書いていましたけど。ハリコフのボランティア団体がだまされたようですね。

　些細なことであっても、お互いによりいっそう注意を払っています。例えば、父は新聞が好きで、母はスウェーデン式クロスワードパズルが好きです。いずれも数倍高価になりましたが、それらを探して、購入し、親に持って行きます。彼らの心の支えになるのです。何か欲しい食べ物があったら、それを見つけて買います。

　夏にあった出来事です。----私だけが給料を1か月分もらえませんでした（お金が足りないなくて、2か月後支払われると言われました）。泣くほど悔しかったです。フェイスブックで、国内避難民の子供連れお母さんたちのための支援プロジェクトを見ました。必要不可欠な物資のリストが住所付きで挙げられていました。私は大して手助けできないことがわかりました。唯一あるのは、本です（私は愛書家なんです）。でも本なんて、今だれに必要でしょうか？助けになりません。そして、文字通り翌日に奇蹟が起こりました！偶然フェイスブックで、別の州の村に住む図書館女性職員が書物の寄贈を求めているのです。予算がなく、本も古いものばかりで、子供用の本も大人の本も新しくて面白いものが必要です、というのです。図書館は配送費用を払えないので、送り手が負担するという依頼でした。本当にミラクルでした！私はとても美しくて、安っぽくない現代のものを選びました。一部は私の好きな著者の作品で、自分にとってとても大事な本でした。発送しました！本をもらった図書館員よりも自分の方が幸せでした。彼女も感謝していましたが。

　結論ーーーー私には親しい人、仕事、住まいがあること、できる限り他人を手助けする経済力があることに対し、神様に感謝をしています。私は周囲に対し欠点を目にすることもありますが、心が硬くなって絶望したりしないために、それらの欠点にこだわったりしません。生きていきましょうよ！