自分についての基礎情報––––40代、既婚者、子供はいません。住まい––––故郷であるポルタワ州、最近8年間そこに住んでいます。それ以前は（ウクライナだけ挙げるとすれば）：高校卒業後はポルタワ、キエフ。その後は（運命でしょう）マリウポリ市への引っ越し、この市において20年間生活し、2014年まで暮らしました。その後（またも運命が回転し）短い期間ウジホロドに。そしてここ、故郷の大好きなポルタワ州（私のパワースポット（笑笑））。田舎には小さい家（祖先の本家）があって、そこに母親が住んでいます。村から40キロ離れた町にはアパートもあります。両方の家を世話しなくちゃなりません（笑笑）。

　では、回答ですが––––

1）人々の間の関係は基本的によいです。もちろん、一部良くない関係もありますが（幸いなことに、毒を含んだ関係ではありません）。例えば、現地の人ともっと危険なところから避難してきた人の間の関係ですね。隣の州だというわけで、ハリコフ州からやって来る人は多いです。熱く歓迎されていますが、お互いに不満もあります！避難してきた人は生活条件に不満を感じたりしています（もちろん、家の慣れ親しんだ環境とは違うわけですからね）し、生活レベルも気に入らなかったりします（ですが、戦前も生活レベルは様々でしたでしょう）。現地の人は避難してきた人の反応が悔しいのです。というのも、私たちはあなたたちを大歓迎しているつもりなのに（持っているものは全て分け合うつもりですが、そもそも「持っているもの」がそんなに豊かなわけではありません）、あなたたちは鼻にしわをよせているのです。もちろん、みんな「ストレス状況」にあるわけだし、「他人の宮殿よりも自分の納屋の方がいい」ということわざもあります。特に、ここで提供できるのは全く宮殿というわけではありませんが、住まいがあっただけでもいいでしょう‼️このことは誤解の元ですね。言語に関しては（ロシア語母語話者について）、相当寛容ですよ。まあ、ウクライナ語を話す人の方がより愛国的だということは暗示されますが、極端なわけではありません。どんな言語であっても祖国を愛して構わない（強盗しても構わない、ということではありません）という点では基本的に合意しています!!!

　私自身は、またも運命の決定により、ロシア語母語話者です（笑笑）。人生の最初の16年間は極東で過ごしました（秋・冬・春はそこで過ごし、夏は爺ちゃん、婆ちゃんのポルタワ州で過ごしました。そういえば、私の飛行時間がけっこう長いんですよ。というのも住んでいた所は、歌でも歌われるとおり「飛行機でしか到達できない」からなんです（笑笑））。でも、その当時は同じ一つの国でした。私が1歳になった時、私の若くて男前の父がちょうどパイロット学校を卒業しました…。極東のハバロフスク地方に派遣されました。その当時は厳しかったのです––––国家が無償教育を与えたのだから、その分を働いて返さなければなりません。職選びは人生選びです。ですから、私はそこで高校を卒業しました。ロシア語で考え、ロシア語で話しますが、祖国を愛しています。ウクライナ語が大好きで、理解し話すことはできますが、読み書きは難しいです（笑笑）。それにも関わらず、上記の町に住んだ時には言語差別を受けたことは（幸いにも）ありません!!!!誓って言いますよ！

2）日常生活における問題––––

　主に自力で解決するしかありません!!!もちろん「仲間」（親戚、友達、コネ）を使って。国家は「手伝い」してくれるというよりも「邪魔」してます！時に無関心のまま、時には屈辱なほどに…。2番目の質問への回答は3番目の質問への回答にそのまま移ります。実際のところ、金銭的支援や何らかの軽減策を得るためには、自分が貧乏人であることを証明する資料を出さなくてなりません（その資料を入手するのも一種のクエストです）。国家の課題は衰弱させたり絶望させたりすることで人をあきらめさせることだという気がします。時には、金銭支援をもらうためにお金が足りなくなることも…というわけですね。

4）私自身の手助け––––

基本的に、自分の手を使った作業としては––––カモフラージュネットを作ったり、特別な物を縫ったりしました。それから自分の所有物や自分で育てた農作物を避難住民に提供したりしています。金銭的支援は少ししかできません。今はマリウポリ市からの家族を、まあ言うなれば「世話」しています…。彼らは全てを失いました。一番恐ろしいのは、この家族には犠牲者もいるということです…。その精神状態は想像できますよね…。私も、私の家族も彼らを手助けしたり、慰めたりしようとしています（言いたいことはわかりますね）…できるかぎり…。食べ物や衣服から支えの言葉まで…（これは最も難しいです…。金銭的支援の方が簡単です）。人が体験した悲劇のせいで精神病にかかったりしないように…。

　取り止めのない話ですみません。以上が私の回答です。

私たちの平和と幸福(・・・・・)を祈っています!!!